Earthquake resistance

地震に負けない強さと木造の美しさの両立

戦後に断ち切られてしまった「強く」「美しい」この国本来の木造住宅の歴史。
それを現代に蘇らせるため、鉄骨造や鉄筋コンクリートのRC造で主流だったラーメン構造を日本の木造住宅に取り入れたのがSE構法です。
地震大国日本において、日本人が最も住みたいと願う「木の家」に、科学的に裏付けされた安全性・耐久性をもたらします。

日本の伝統的「木造技術」を、
現代に蘇らせたSE構法

SE構法は耐震性能と自由度の高い空間の両方を兼ね備えた最先端の木造ラーメン構法です。 従来の木造は接合部が弱いため壁や筋交いが多く必要でした。そのため大空間・大開口を実現しようとすると壁や筋交いを減らすことになり地震に対し弱くなってしまいます。それに対しSE構法では、「構造計算」に基づく構造品質の高い集成材を使い独自開発したSE金物で「剛接合」することによって、高い耐震性能を実現することができます。

構造部材

  • 強度が確かなJAS認定構造用集成材

  • 分厚くて錆びない断面欠損の少ないSE金物

  • 通常の2倍の強度を持続するSボルト

  • 引き抜き強度5倍の柱脚金物+アンカーボルト

  • 在来工法の3.5倍の強度の耐力壁

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数値に裏付けられた「構造計算」

「構造計算」は、意匠設計士がデザインした設計計画に対して、大きな地震や台風がきても建物が壊れないように、専門の構造設計士が様々な角度から数値的に計算をして、その部材や太さなどを決めていくことを指します。
建築基準法では、2階建て木造住宅は構造計算が必須とされておらず、一般的な木造住宅では壁量計算と呼ばれる簡易的なチェックしか行われていないのが実情です。しかしSE構法は構造設計のプロが全棟をしっかり構造計算しています。

SE構法だから実現できる木の家の空間

SE構法は、構造的に必要な柱や壁が少なくても耐震性の高い空間を実現できることが大きな特徴です。 よって「30畳を超えるLDK」や「その階全てが仕切りのないワンルーム空間」のような「開放的な大空間」が実現可能となります。さらに横の広がりだけでなく、天井高を高くして上にも広がりのある空間も安全に設計できます。住まいとしての活用に限らず、店舗併用や事務所併用などのケースでも同様に設計できるのがSE構法の魅力です。

SE構法では、ラーメン構造の強みを発揮して、通常の柱を飛ばし最大9mスパンを可能にします。3台の駐車スペースも容易に確保でき、さらに独自の構造計算により12m以上も可能になることも。空間を最大限に活かせることが在来工法との大きな違いです。

可変性があり安全なスケルトン&インフィル

スケルトン&インフィルとは、建物のスケルトン(構造躯体)とインフィル(仕切り壁などの内装)を分離した考え方のことです。 この仕様にする事で間取りの自由度が高まり、家族構成が変わってもリフォームが容易な、長く暮らせる家となります。 「開放的な空間設計」と「安心の耐震設計」を両立できるのが「SE構法」なのです。

資産価値の高い長期優良住宅

長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が、その構造及び設備に講じられた優良な住宅のことです。また、長期優良住宅として国から認定を受けることは、税金の面でも多くのメリットがあります。SE構法はもともとの家の性能が高いことに加え、全棟に性能報告書が添付されています。これにより、第三者から見ても「高い資産価値を維持する住宅」を実現でき長期優良住宅として認定されやすいという特徴があります。